2021年上半期 咲紗の、読んで好きだった本ランキング BEST10!~前半~
さて、早いものでもうすぐ9月ですね。
今年の上半期も、おかげさまでたくさんの本を読むことができました。
そこで、今回は、上半期に読んで、好きだった本、気に入った本をランキング形式にしてご紹介したいと思います。
ではまず、10位から6位をご覧ください。
第10位 人間失格 太宰治
言わずと知れた名作ですね。
人間への恐れ、人生への恐れ故、幼い頃は道化を演じ、成長するにつれ女に溺れ、借金にまみれ、モルヒネに溺れていく葉蔵。
なにが彼をそうさせたのか、どうしてそうなったのか・・・
そう正に彼は「人間失格」
深い印象、強い感動を与える傑作です。
第9位 そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ
何度も家庭環境が変わり、2人の母と3人の父がいる優子。
しかし、どの親も彼女を一生懸命に育てます。
優子は言います。「困った、全然不幸ではないのだ」と。
優しい愛情に満ちた、心を揺さぶる傑作です。
第8位 屍人荘の殺人 今村昌弘
今までにない、新しいタイプのクローズドサークルもの。
非常に特殊な状況で起こる、連続殺人事件。
状況が刻一刻と危険に迫る中で、殺人事件の謎を解いていくその緊迫感は見事です。
そしてそのトリックも秀悦。
はたして、この危機的状況を脱して、殺人事件を解決することができるのか・・・
第7位 孤宿の人 宮部みゆき
まるで大河ドラマのような、ものすごいスケールのお話。
瀬戸内の丸海藩に、元勘定奉行の罪人が流されてくることとなります。
鬼、悪霊と恐れられるその罪人、加賀様をめぐる藩の立場や思惑、それを巡る人々、また加賀様の元に奉公に行くことになった、過酷な生い立ちの少女、ほう。
ほうはその純真無垢な心で、加賀様の心を癒していきますが・・・・
ものすごい読み応えで、感動の大作です。
第6位 ミッドナイトスワン 内田英治
トランスジェンダーの凪沙は、母親から育児放棄された、従妹の子の一果を預かることになります。
最初は反発しあう二人ですが、やがて凪沙は一果に、母性を感じるようになります。
女として生きたい。母親になりたい。
凪沙は、一果の母親になろうと努力するのですが・・・・
凪沙と一果の深い絆に涙する、感動作です。
ランキングに参加しています。よろしければクリックをお願い致します。