咲紗の、ほのぼの日記 ~素敵な老後のために、楽しくアンチエイジング~

難病を患い、薬の副作用で顔も見かけも変わってしまい、苦しむ日々ですが、それでも素敵な老後を目指して、日々楽しく、アンチエイジングを行っていきます。それに関する商品や情報を皆さんにご紹介していきます。

実在した「仮面の男」 鉄仮面の正体は

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こんにちは、咲紗(サーシャ)です。

 

皆さんは、レオナルド・ディカプリオ主演の「仮面の男」という映画をご覧になったことがありますでしょうか?

 

咲紗の大好きな映画の一つなのですが、ルイ14世の時代に鉄仮面をつけられて牢獄に入れられている囚人が、実は王と双子の兄弟で、双子だということが知られないために顔を隠して閉じ込められているのです。

 

性格の悪い王と、善人の鉄仮面が最後には入れ替わるのですが、二役を演じたディカプリオの演技が見事でした。

 

それほど大げさなことはしないのに、善人と悪人、見事に演じ分けていました。

 

この映画、とてもお勧めです。

 

ですが、この鉄仮面、実在の人物だったことはご存じでしょうか?

ルイ14世の時代、バスティーユ牢獄フランス革命で有名ですね)に、実際に死ぬまで34年も閉じ込められていた囚人がいたのです。

実際には、鉄仮面ではなくビロード製のマスクだったそうですが。

 

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そりゃそうですよね。鉄仮面なんかつけたら、むれて顔が腐って、崩れてしまいます。

 

ビロード製のマスクも、人前でだけつけていたそうですが、もし人前でマスクを取ったら即座に殺せ、という指示が出ていたようです。

 

ですので、実際にその顔を知っている人間はほとんどいなかったようです。

 

すごいのは、彼が亡くなった後、独房に何か自分の正体を書き残していたり、証拠を残したりしていないか調べるため、すべてタイルや壁をはがし、調度品もすべて燃やされたとのこと。

 

遺体も、顔をつぶされた状態でひっそりと埋葬されました。

 

ここまでするか、というくらい徹底的にその正体は隠されていました。

 

そうなると、人々の興味をひくのは当然で、一体鉄仮面は誰だったのかという憶測がひろまり、いろいろな説がでました。

 

鉄仮面は、牢獄では特別扱いで、食事も豪華、着るものも高級なものを与えられ、超VIP扱いだったとのこと。

 

そのため、王の双子説(これが映画の元になっています)などもありますが、一番有力なのが、ユスターシュ・ドーシェという人物なのでは、というものですね。

この人、いったい何者か?

 

実はルイ13世と王妃は仲が悪く、世継ぎが生まれる状態ではありませんでした。

 

そして仕方なく、当時銃士隊長だったドーシェという人物に白羽の矢を立て、王妃との間に子供をもうけさせます。

 

そうして生まれたのがルイ14世、ということです。

 

ユスターシュ・ドーシェは、その銃士隊長の息子であり、つまりルイ14世とは異母兄弟だったということになります。

 

このユスターシュ、かなり素行が悪かったようで、黒ミサはするわ、借金はするわ、人は殺すわ、もう様々な悪行を繰り返したようです。

 

ついにお金に困り、王の秘密を利用して、王を恐喝しようとしたため、ついに逮捕されたのですが、なにしろ王と兄弟なので、顔がよく似ていたため、「鉄仮面」となった・・・・という説です。

 

また王の秘密を知っているため、一生牢獄から出されることはなかったのです。

 

さあ、これが真実なのかどうかは、今となってはだれにもわかりません。

 

面白いのは、かのマリー・アントワネットがこの鉄仮面の正体を知りたがり、舅に当たるルイ15世にしつこく聞いた、という事実があるようです。

 

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ただ、ちょっと疑問なのは、それほど悪行を繰り返したユスターシュが、牢獄にいる34年間、いたっておとなしくしていたというのが不思議なのですが。

 

うーん、やっぱりよくわかりませんね。

 

でもこういう謎があるから、歴史って面白いです。

 

 

 


 

 

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